2009年3月30日月曜日

悪について

他人の真心/思いを感じられないこと。これは悪だ。

今日、後輩のG君の合唱祭にいった。不覚にも泣いてしまった。

G君の合唱祭への意気込みについては、何度も何度も聞いていた。会うたびに彼はそのことを私に語ってくれたのである。

「来てくれた人を、必ず皆元気にします」

彼はそう決意していた。


今回、このG君の思いを私が聞いていたからこそ、このように感動を受けたのであろうと思う。けれど、仮に私が一流の人間であるならば、G君の話を聞かずとも感動できたのかもしれない。

私の考える一流の人間とは、「他者への想像力をもてる人」である。

自分が見ていないところで、他者は何を考えているのか。何をしているのか。これについて想像できるということだ。

追記

私は劇場でアンケートを求められると何故かしら酷評してしまう癖がある。

「こんな歌、人に聞かせるな」とか、「途中で寝てしまいました」とか。

意味なく酷評するのは悪に通ずる。


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