2009年12月21日月曜日

自立の支援か、依存の奨励か。

 宮台真司・福山哲郎『民主主義が一度もなかった国・日本』を読了する。

自民党が「再配分=既得権益温存」などという看板で再生可能ですか。百パーセントあり得ない。再生するとすれば、「再配分=既得権益剥し」は当然としたうえで、再配分が「自立の支援」なのか「依存の奨励」なのかを厳しく吟味する以外にあり得ない。(83頁、宮台の発言)

 これ、教育(特にイリッチ思想)にも適合できる。
 教育することが「自立の支援」でなくサーヴィスの依存者(つまり「依存の奨励」)になる結果になってはいないか? そうなってしまうなら、そんな「教育なんていらない」ということになる。

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