本合宿で私はリーダーシップの持つ矛盾を、若干ではあるが実感した。
優秀なリーダー(本項ではゼミ長)がいる組織は、時にそのリーダーに「おんぶに抱っこ」状態になる。「リーダーに任せておけば何とかなる」。この状態が続くと、リーダーに従うものは何も考えなくなる。だってリーダーが全部やってくれるのだから。リーダーが優秀だと、他のメンバーの成長がなくなってしまうときがある。
逆に、リーダーがダメだったときはどうなるだろう。「こいつでは不安だ」と心あるメンバーが自主的に動くようになる。リーダー自身「自分には能力がない」ことを自覚しているとき、自主的に動くメンバーの行動に好意的になり、結果的にリーダー以外のメンバーも成長していく。結果的にではあるが、組織全体が活発になるのである。
リーダーが優秀で、しかも「自分には統率力がある」ことを自認しているとき、自分以上に優秀な人間に嫉妬を抱き、その人間を邪険に扱う。結局、組織が滅びることになる。
自分は本当にダメなゼミ長であった。合宿中、毎朝寝坊して食堂スタッフにキレられていた。仕切るべきタイミングで仕切らず、どうでもいいことでリーダーシップを発揮した。けれど、ゼミ合宿は無事に終了。偉大な周囲のメンバーのおかげである。
無論、自身の責任をリーダーが放棄してはいけない。そのとき組織は完全に崩壊してしまうだろう。けれど「俺には能力がない」、「自分はダメなリーダーだ」ということを自覚し、まわりにも相談していると、助けてくれる協力者がきっと見つかるはずである。その組織を必要とする人がいる限り、協力者はおそらく出てくる。
結論。リーダーがダメダメな方が組織は発展する。組織のメンバーが危機感を抱くからだ。
注 ダメリーダーに対する危機感の結果、リーダー排斥運動が起きてしまう危険性はゼロではない。
4 件のコメント:
ゼミ合宿おつかれさまでした。
オレは個人的にダメなリーダーって「がんばっているところが見えない人」だと思う。
ゼミに遅刻したり、大事なとこでミスしちゃっても、どこかでがんばっているところをみせていれば、みんな支えてくれるんじゃないかな!?
うちのゼミにもリーダーとかいるけれど、みんながリーダーシップとってがんばれるから、いいなと思います。
また9日(水)に読書会よろしくね。
なるほどねー。
「がんばっている姿を見せる」というのは、多くの人に訴えかける力がありますね。
自分の場合、要領が悪いので「がんばってはいるんだけど…」という評価を受けやすいです。
ふふふ
うちらが
ふじけんをいじめつつ
かわいがりつつ
頼ってるのを
わかってもらえたでしょうか??笑
まだまだのびしろあるよ★(wink)
だけど
朝イチの顔は
ほんとイケメンじゃなかったな…
なっちゃん、書き込みありがとう。
朝イチの顔を示さないよう、十分気をつけていきます…。
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